今年もあとひと月になってきました。 クリスマスイブの12/24に丸の内エリアのクリスマス企画でクリスマスコンサートに出演して演奏させていただく予定です。
12/24(土) 丸の内ビルロビー 16時30分から17時 丸の内オアゾビルロビー 17時30分から18時
ヴァイオリンの方と二カ所で演奏させていただく予定です。 お近くにお出かけされる際にはぜひお立ち寄りください。 一緒にクリスマスイブを楽しみましょう♪
公式イベント告知ページ
先日地元にて乳幼児もパパママと一緒に楽しめる名曲コンサートをしてきました。
クラシックの曲は響きが静かなものや音が長く伸びているものも少なくないためか一般的には、ホールでのコンサートではたいてい乳幼児はお断りとか、演奏を聴きながら体が動くことで服や荷物に当たった時の音が他のお客さんに迷惑に感じられるなど、色々と考えさせられる面があるので乳幼児が楽しめるコンサートが少ないと思います。
(他方でシニア層にも気楽に楽しみたい方々がいることも…)
そういう事情が自分でも良くわかるのでサロン的な雰囲気で音楽を目の前で楽しめる親子コンサートで演奏させていただきました。
ピアノに向かう椅子の真後ろにも座って楽しめる距離で、初めの数曲はやや大人しく聴いていましたが段々と雰囲気になれて?もしかしたら座るのに飽きて?少し動いたりする子ども達…自然な反応だと思いますのでこちらは気にならず、皆さんに楽しんでいただけたようで安心しました。
今年の秋もやはりコンサートが続いて芸術の秋も深まっています。
様々な時代に生きた作曲家たちの作品を再現、演奏する際にいつも軸になるのはテンポや響きの広がり、運びが効果的かどうか?ということです。
現代のようにハイブリッドカーが走り、鉄道も汽車ではなく新幹線や飛行機の時速300キロの移動速度が身近ななかで、移動の速い乗り物は馬車、基本的に人は歩きや走りでの移動という時期のテンポ感を想像していくことも必要になってきます。
よく健康のために歩くのは良いと言われますが、ぜひ自分で歩いてテンポ感覚の土台を確認することをおすすめします。
楽譜を読んで頭の中で鳴らしていくイメージとしての音楽(空想)と、実際に楽器を使って音を紡いでいく(現実)のつながりを意識して両方考えるようにしています。
テンポが速い遅いは数値的なものではなく作曲者の生きた時代や作品の傾向、スタイルなど色々な要素で決まってきます。また演奏者の好みによっても影響がプラスされることもあります。
速めでさくさく弾いていくのが好みの演奏者、すこしゆったりと音の響きを味わうように演奏していく傾向が強い演奏者…。
何か作品を勉強されるなかで音源を聴かれる際にはぜひ3つ以上の音源を聴いてみることをおすすめします。
音楽を弾いて楽しめる状態になるのか音楽を奏でて楽しめれば楽しいのか…聴くだけで楽しくなるのか…
なぞかけのようですが、これは時々考えさせられることです。
スポーツも、実際自分が身体を動かして競技での勝敗やゲーム展開に応じた判断や身体の動かし具合まで磨き上げる、鍛え上げる段階で楽しめる方、勝敗まではそんなに気にしなくても大会などにたまに参加したり個人で身体を動かして楽しめる方、体を動かすのはちょっと億劫だけどテレビ中継や競技場に観に行ったりしても楽しめる方など色々ありましてちょっと似ているかなと思うこともあります。
どれがいいということを指定することでもないですし、どの段階でも楽しめることが一番だと思います。
自分がどういう楽しみで満足できるのかちょっと考えてみるのもいいでしょう。
楽譜の通り音が並べられてある程度の曲想をつけて弾けるということもとても大切な楽しみ方のひとつです。
夏の陽気から急に秋か昨日は11月の陽気に飛んでしまったようですが、芸術とスポーツの秋というのにふさわしい気候になってきました。
音楽ホールや劇場、スポーツ競技場に足を運んで肌で感じる臨場感まで体験したいという場合にはさらにプラス想像力が必要かなと再確認した次第で、少し書かせてもらいました。
先月は雨の多い月だったそうですね。そういえば昨年も9月下旬頃に台風の影響とかで雨が多く、今年の夏は雨が多いなどとテレビでも話題にしていた気がします。統計的に東京は6月より9月が雨が多いそうで…と今年もやっていましたが同じ切り口で同じ話題を昨年も観た気がします。
空気も澄んだ過ごしやすい日が増えてきました。こういう時こそ外に出て15分くらい歩いたり日に当たると体もすっきりし呼吸も体の隅々まで行き渡り気持ちも健康的になるので実践あるのみです。
この感覚は良い演奏を聴いているときの体や呼吸の状態に似ているそうです。日光浴ならぬ良い響きを浴びているとリラックスした状態になるのでしょうか?
弾く場合も同様でリラックスは何も力が抜けすぎている状態を指すのではなくて必要な分だけに効率よく使えている状態で演奏していると、それを聴いている方も先に書いたようにリラックスした状態に良い影響を及ぼすように思います。
心に余裕のある大人でいたいと思うこの頃です。
先日オペラシネマを観に行ってきました。
前はお話、舞台系がどういうわけか作り物としか受け止められなくて作り物の娯楽ですが現実主義なのか何度か観に行ってもうまく楽しめなかった経験が多いのです。
最近視点が増えてきた?頭が少し柔らかくなってきたのか映画を観るときも脚本の展開、カメラ画角の構図の面白さ、映像編集の面白さなど単に話に乗って面白いかどうか?とは異なる視点で見たり考えたり出来るようになり楽しむ幅が増えたというか変化している気がします。
バレエのDVDも観てみようと思ったり、演劇も面白いかなとか舞台系の良さが分かるようになってきたのかなと驚いています。
舞台を観ながら複数の要素について頭を巡らせる…おとなのたしなみとでもしておきましょう。
サッカー観戦だったらボールしか観てなかったのかもしれません。(笑)
知っていることはほんの少しということでまだまだ若輩者ですね。
常々考えている項目です。いつも考えていると言っていいでしょう。
良いとされている実際の演奏を聴くことが一番の情報を得ることだと思いますし基本ですが、ヨーロッパが地理上遠いとか、公演チケットが安くはないとか諸事情により毎回演奏体験(と思っています)からの情報を得ることが難しいですね。
そうしたなか大昔はLP、カセットテープ、CD、レーザーディスク、DVDと媒体が色々ありました。いまはネットに上がっている動画を簡単に利用できる環境が一般的です。あとはBDもありますし、CDの音楽データを取り込んでMP3プレーヤーやスマホ端末などで音楽を聴いて楽しむことも可能です。
自分自身は昭和世代の後期に当たるのですが、LPからCD,LDまでの変化はちょうど小中学生のころに重なり自分でもLPなどプレイヤーに盤を載せて針を操作して体験しています。新しい媒体が商品化して流通するたびに「良い音で聴ける」がキャッチコピーでした。
「良い音」確かに今までの製品と比べればいい音なのですが、言葉にはしにくいのですがホールなどで聴く時の感じとはやっぱり「何か」が違うというのが正直な感想でした。
何が違う、足りないか付け足されているか?
音や残響が情報になって複製されて媒体につけられたものを再生するのは耳で聴くのみですが、ホール、ライブハウスなどでは響きを同じ空間で耳以外身体全体でも体感しているのでそこが違うのかなと思います。
人間慣れてしまう生き物で、昔は「良い音」として謳われた過去の製品たちをたまに聴くといま慣れているデジタルとは確かに異なるので新しい発見もありますが、「ん~でも何か違う」贅沢な生き物です。
色々楽しむ選択肢が増えていて便利とも言えます。